「汚染され血」市議会議員のTwitter炎上
5月25日、群馬県桐生市の庭山由紀 市議会議員がTwitterで
献血の車が止まっているけど、放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?
とつぶやいて、炎上した。
この発言に対し、市会議員が言うべき言葉ではないとリツイートが次々におこなわれた。庭山市議は
議員も人なり。
あんたたち、議員をなんだと思ってるの?
くずにつべこべいわれたくないわ
などと答え、Twitterが炎上するだけでなく、市議会に
抗議の電話が殺到した。
庭山由紀市議の発言に、乙武洋匡氏は
これが市議会議員の発言であることに驚きを隠せない…
茂木健一郎氏は
この発言も、このあとの反応もひどい。だいじょうぶかな、この人。議員とかそういう以前の話。ロジックも何もかもめちゃくちゃ
と、あきれ果てている。
「訂正もしないし、謝罪もしない」とキッパリ
桐生市では緊急に各派代表者会議が招集された。この会議に出席した同市の市議会議員・森山たかひろ氏は、
当該議員に各議員から問題のつぶやきに対する意見を問われた所、「訂正もしないし、謝罪もしない」と答えました
と、庭山市議が頑なに自分の発言に固執する様子を語っている。続けて
とにかく、いつもの如く反省の色は一切ないようです。この発言で献血に対する影響を問う質問に対しても、「献血量が減っても仕方ない」「そういう所の血よりも、汚染してない地域の血がいいんじゃないんですか」との答え…
ともツイート。
ここで注意引くのが「いつもの如く」という言葉だ。この騒動が初めてではなく、庭山市議は物議をかもす行動を“
いつも”おこなっていると、森山氏は認識しているようだ。
実際に庭山市議は平成22年、議員活動報告書で桐生市議会の政務調査費を誤報した。議会は訂正を求めると、庭山市議は手渡された訂正要請書を破り捨てるなど、議会や市民を愚弄する行為におよんだ。
また今年1月に、がれき受け入れ問題でTwitterが紛糾した時も、
だいたいボランティアやってますと威張るやつにろくなモンはいないね
と発言して「有権者に言う言葉ではないよ」とたしなめられ
指図は受けない
と返すなど、言いたい放題だった。
血液は、放射線を照射してから輸血される
輸血用の血液確保は、人の命にかかわる大切な活動である。Twitterでの
不用意な発言が、数々の社会問題を呼んでいる昨今、ふと思いついた考えを、市議会議員がなんの吟味もせずにツイートするのは認識が甘いと、指摘されてもしかたがないだろう。
輸血は血液に含まれるリンパ球が患者の体組織を攻撃し、死に至らしめこともある。このため、輸血用の血液製剤に対して
放射線照射が行われている。庭山市議は、この事実をご存じなかったようだ。
Twitter/庭山由紀
https://twitter.com/#!/niwayamayukiTwitter/乙武 洋匡
https://twitter.com/h_ototake/status/205896904469528577Twitter/茂木健一郎
https://twitter.com/kenichiromogi/statusTwitter/森山たかひろ
https://twitter.com/#!/kiryunomoriyama
放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/rd/faq