失明最大原因“白内障”
米ウィスコンシン州マディソン・ウィスコンシン大学Julie A. Mares博士らによって、女性の日常的な食事と白内障の因果関係を研究した結果がArchives of Ophthalmology(アーカイブス オブオプサルモロジー米国版)に発表されました。
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floodkoff's photostream(画像はイメージ)
食事内容が発病率を左右する
アイオワ州・ウィスコンシン州・オレゴン州在住の女性1,808例を対象に実施された調査では、女性健康イニシアチブ(WHI)調査の一環である半定量的食物摂取頻度質問票への回答をもとに、検討されました。
その結果、WHI調査参加時に食事指針に従ってビタミン・ミネラル類を多く含んだ健康的な食事をしていた女性は、核性白内障の発病率が低いことがわかったのです。Mares博士らは、
「健康的な食生活,禁煙,肥満の回避といったライフスタイルの改善が、米国人高齢女性における白内障手術を減らし、経済的負担を低減させる」
と、今回の研究結果を結論付けました。
加齢につれ右肩上がりになる白内障リスクを低減させるため、いまからでも遅くない「食事内容・ライフスタイル」の見直しにとりかかりたいものです。
MTPro
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2010/M43320083/