近視は遺伝子欠損が原因か
眼球が異常に成長することが原因とされる近視は、網膜が剥がれ落ちて失明をまねくという最悪な結果をもたらすことがあります。ロンドン大学のPirro Hysi博士が中心となった国際チームが、「RASGRF1」という遺伝子に欠損があると異常成長が発生しやすい事を発見したと、Mail Onlineが伝えています。
近い将来、近視は予防できるか
国際チームは、イギリスで4000人以上の双子のDNAを比較して「RASGRF1」を突き止め、さらに1万3000人のイギリス・オランダ・オーストラリアで結果を確認したといいます。比較したイギリスの4000人以上の双子のうち45%に「RASGRF1」に問題があることがわかり、通常より近視にになる確立が2倍ということです。
しかし、通例の環境原因や他の遺伝子原因の影響も考えられ、決定打とはいえない今回の研究ですが、一部の原因遺伝子が特定されたということは、近い将来に薬剤か遺伝子治療での近視防止策がとられ、子供のうちであれば近視を防ぐことができるかもしれません。
Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/health/article-1311437/Found-gene-causes-short-sight-Now-experts-say-condition-halted-eye-drops.html