あなたに届けたい
12月8日付けのweb版北海道新聞で、目が不自由な人たちに新聞の内容をCDに録音して届けるボランティアグループ「小樽朗読友の会」の活動をとりあげています。
「小樽朗読友の会」が録音を担当する小樽市点字図書館配布の「今日のニュース」が、12月8日の収録で通算9千号を迎えました。「必要とされる限り続けたい」(同会・五十嵐和子会長)とひたむきな姿勢をつらぬく彼らの活動はどのような内容なのでしょうか。
待っている人がいるから頑張れる
家族に新聞を読んでもらうのは大変、といった視覚障がい者の声に応えて、「小樽朗読友の会」が北海道新聞を読んでカセットテープに吹き込んだのが始まり。
同会メンバー(32人)が2人1組となって火曜~土曜日の午前中の3時間で、その日の朝刊・夕刊各1面と小樽後志版の記事や連載小説を朗読し、約70分CDに録音します。そして、翌日には市内の視覚障害者18人に届けられるのです。このほかにも、電子メールによる音声データでの配信も行っています。
「速報性が問われるニュースは、何時間も練習を重ねて録音する本や小説とは違う緊張感がある。次の区切りとなる1万号に向けて、使命感を持って続けていきたい」
と次の目標も掲げ、「小樽朗読友の会」の活動はこれからも続いていきます。
どうしんウェブ 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/263694.html小樽朗読友の会
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